〈労働〉の未来-マルクスの未来社会論から考える1

前回まで、ケインズの「我が孫たちの経済的可能性」というエッセイを手がかりに、(物質的に)「豊かな社会」において我々は「労働から解放」されうるのか?という問題を考えてきました。そもそも「なぜこれほど豊かな社会で我々はこれほど必死に働いているのか?」が我々の問いの出発点でした。今回から数回にわたって、…